1960年代。京都。主人公はもてたいがために変な頭になって笑われる、普通の高校生。
ある日朝鮮高校の喧嘩にまきこまれ、逃げ込んだバスが倒れてえらいめに遭うんだけど、
破天荒な先生が「おまえらサッカーの親善試合申し込んで来い」と彼らを朝鮮高校に追いやる。
行った先ではこないだの喧嘩でバスを倒したアンシンがいて、
そして彼の妹がフルートで参加して奏でている曲は「イムジン河」・・・。
妹を忘れられない主人公は、風変わりな酒屋からギターを習い、
朝鮮の歴史について知っていく。
金城一紀の本とか読んで、在日の人たちについては理解してるつもりに勝手になってたけど、
全然でした、すいません。と謝りたくなる、そんな映画でした。
お葬式のシーンで主人公がおじいさんにいろいろ言われて、
私までいたたまれない気持ちになりつつ、
「でも、彼は彼なりに朝鮮をわかろうとしてるんよ」とも思って見てしまってました。
するとその彼が奇跡を起こす。ラストのテンションの上げ方は見事としか言いようがないです。
川を挟んだ決闘、日本と朝鮮の子どもが生まれ、コウちゃんはイムジン河を歌う。
私も涙が止まらなくなりました。すごいいい映画です。
喧嘩ばかりしてる映画だけど、闘いは両者を救わない。やっぱり音楽は万国共通で、
それを奏でてればなんとかなる、そんな気持ちになれました。
朝鮮人の人がきいたら「お前に何がわかるんじゃ」と言いたいんだろうけど、
私は私なりに、各日本人がその人なりに、考えていくしかないんだろうと思います。
そういう問題提起を投げかけてくれつつ、エンターティンメントとしても実に秀逸な映画です。
盛り上げ方、見せ方がうまいというか、喧嘩のシーンも数十人がずばーっとおしよせてきて
バスを倒すんですから。それぞれの喧嘩が凄惨を極めつつ実に華やかで、
見せ場たっぷりでした。学ランの裏地の赤が目に残ります。
そして印象的な川のシーン。朝鮮と韓国を挟む川のように、日本人の世界と朝鮮人の住む町は
そこでも川でへだてられていて、それを渡るシーンが全部印象的でした。
キャスティングも、当時は無名だった人々を実にうまく配置して、
もう完璧とも言えるキャスティング、売れ筋よりも映画の完成度を高めた結果、
役者達も売れてきて、っていう素晴らしい相乗効果。
沢尻エリカはちょっと可愛すぎますよ。
お兄ちゃん役の高岡蒼佑も、その後かその前かわかりませんけど
ドラマ「人間の証明」に出てて、うまい役者だなあと思ったのを覚えてるけど、
ここでも完全にアンシンで、喧嘩っ早くてひどいんだけどいい男、な
人間的魅力を出しまくってて、すごいなと。
主役の塩谷瞬も爽やかでいい味出してたけど、あまり活躍を聞かないな・・。
オダギリはまあ、ご愛嬌で・・・。でもどこに出てもいい味だよなあ。
目立つけど、目立ちすぎないし。脇にも主役にもあっさりなれる俳優さん、稀有な存在です。
ファンの贔屓目じゃないと思う。ま、しかし、あの格好は・・・・。さすがっつうか・・・




この間ま「白夜行」に出てましたよ。
あと秋公開の映画「出口のない海」にも出ます。
この間ま=×
この間まで=○
『GO!』をずいぶん前に観て、そしてこの『パッチギ!』を観て、少なからずショックを受けました。
知っているようで知らない、近くて遠い国、朝鮮半島のことについて私はあまりにもあやふやなことしか知らないんだなぁと思って。
そうだったんですか。私「白夜行」をみてなかったもんで知りませんでした。どの役で出てたのか気になります・・。
「出口のない海」にも出るんですね。原作を読んでいるので、映画も楽しみです。
由松さん
そうですね、私もわかったつもりでいてたなあ、って反省しちゃいました。ほんま、私もなんにも知りませんね。それがわかっただけでもよかった、なんて思います。いい映画でしたね。
>全然でした、すいません。と謝りたくなる、そんな映画でした
俺もそんな感じです。
この映画は最終的に前向きに持っていってる感じが好きです。
その部分が監督の性格でてるのかなって思いました┌|∵|┘
また、おじゃましまっす☆
今年公開の出演映画がこれだけありますが何か?
「青空のルーレット」
監督:西谷真一
2008年公開予定
「象の背中」
監督:井坂聡
10/27(土)〜全国松竹系にてロードショー
「ココロの星」
監督:松浦雅子
2007年秋公開予定
「Robo★Rock」(主演)
2007年秋公開予定
「赤い文化住宅の初子」
監督:タナダユキ
05/12(土)〜ロードショー
「初雪の恋〜ヴァージンスノー」
日韓共作映画
05/12(土)〜全国ロードショー