2005年12月27日

戦国自衛隊1549

戦国自衛隊1549 標準装備版 (初回限定生産)


戦国自衛隊1549 標準装備版 (初回限定生産)
  • スタジオ: 角川エンタテインメント


  • 価格: ¥ 3,192 (20% OFF)


  • 発売日: 2005/12/22


  • 売上ランキング: 336


  • おすすめ度 2.88




「戦国自衛隊」のほうをつい最近見て予習?済、
すごく楽しみに観にいきました。
えーっと、端的に感想を言ってしまうと初代「戦国自衛隊」の方が
私は好きです。以上。



って、終わってどうするよ。



自衛隊を退官して現在居酒屋を経営している鹿島、突然現役自衛隊員の訪問を受け、
上司だった的場が現在タイムスリップして戦国時代にいると知らされる。
2年前、富士山周辺の磁場が歪んで、地面ごと飛ばされてしまったのだ。
当時と同じ状況が再現できるため、彼らを救出するため助けてくれと
頼まれた鹿島は、偶然タイムスリップしてきた斉藤道三の家来、
飯沼七兵衛の訪問を受けたりし、決意を固める。
そしてタイムスリップした先では、突然の敵の襲撃。
的場はどこにいるのか?

いやあ、すんごいストーリーです。凝りに凝ってます。
歴史は修復する、をテーマに、織田信長とか豊臣秀吉とかが
出てきた歴史をごっそり自衛隊が持っていっちゃった、みたいな。
歴史修復シミュレーション的ストーリーは大好きなんですが、
そこは前回より練られていて面白く観ました。



それから今回は前回と違って、「自衛隊」VS「戦国時代の自衛隊」の
戦いになっていて、なんつうか、戦車で武士をぼこぼこに殺すような
オトナげない展開にはなっていなくて、どかーんどかーんばたーん、
爆発シーンは近くで撮影したものはわりと迫力があり
(遠くから燃えている様を眺めるシーンは異様にチャチだったが)
さすが陸自から戦車借りてるだけのことはある、迫力満点。
歴史好きでも戦車好きでも、単なる娯楽好きでもそこそこ楽しめる設定。



まあでも、ストーリーには無理はあり、だいたいさあ、最初の時点で
大真面目に「戦国時代にタイムスリップしてしまったのだ」と
説明うけて、すぐに納得する鹿島ってどうなん?とか思うし、
2年でそんな装置作れるか?とか、そもそも城作れるか?とか。
そりゃー突っ込むところは満載ですよ。
で、全員が大真面目にやってるもんだから、笑いたいのに笑えない、
そんな雰囲気が全編漂ってます。



前の戦国自衛隊は笑っても許してもらえそうでしたが、
今回それすらなく、どうしたもんやら、と思ってみていました。



今回の原作って、映画の原作として書き下ろしたんだと思うけど、
まるで原作ありきで映画脚本では時間の関係で原作をはしょってるかのような
違和感もありました。説明不足な感じがしましたね。
まあ機械の説明とか時空の飛び方とか難しいことははしょってくれて
いいんですけど、人間的なところも浅いというか・・・
特に江口洋介と鹿賀丈史の関係はもっと掘り下げておいて欲しかったし、
鈴木京香と鹿賀丈史の関係ももうひと説明欲しかったですね。
そこが浅いからなんつうか、ラストの盛り上がりがなあ。



あと、妙に説教くさいのも鼻についたなあ。
平成の日本人は平和に慣れすぎ、みたいなことを数回言われて、
未来がどうとか、台詞も熱いし。どうも伝わりきれなかった。
原作の福井氏の本ってもともとそういう匂いがありますが、
それを抽出して濃くしちゃってる感じで、なんだかしつこい。
だから私達にどうしろというのか。



それから人が死にそうになるたびに抱き上げて
「おい、大丈夫か?」「・・遺言。死」「号泣」パターンが
数回あったので興ざめしました。ベタすぎて、逆に死が軽いよ。



そしてなんとなく円満な感じのラスト。これが初代「戦国自衛隊」と
大きく違うところです。初代ではなんかむなしさとかやりきれなさとかを
強く感じ、複雑な余韻を残しましたが、
こうも円満になってしまうと、「あー面白かった」で終わってしまって
考えるところがない。そこもひねりが欲しかったなあ。と思います。



と、ストーリーを落としたところで、俳優のことも語らせてください。



江口洋介と鈴木京香の組み合わせって
どっかで観たなあ、と思ったら「竜馬の妻とその夫と愛人」だった。全然違うし。
江口洋介ってそれにしても演技ワンパターンな感じよなあ。「逃亡者」ですか?
鈴木京香は顔がむくんでいた気がしましたが、仕事しすぎですか。
なんつうかこの映画には合ってない気がしてもったいなかったなあ。



これの主役は私にとっては江口洋介ではなく、北村一輝でしたね。
いきなりYシャツ姿で鹿島の前に現れ、「拙者、斉藤道三家臣でござる」
・・笑うところじゃないの?しかしYシャツ着てるのにあきらかに
武士な雰囲気が漂ってて、さすが凄まじい俳優だなあ、と思いました。
戦国時代に戻っても大活躍ですから。



あと、斉藤道三が最高なんですけど。伊武雅刀。いいわー
最初の「オホホホホ」笑いですでに「どっから声でてんねんおっさん」と
私の笑いのツボは大いに刺激してましたが、最後までいい仕事してました。
つうか一目で斉藤道三とわかるそのベタベタな格好どうなのよ。



ああ、あともちろん鹿賀丈史。かっこいい。
今まで見たなかで一番洗練された信長像でした。ってそういう設定だし当たり前か?



って、ろくな感想じゃなくてごめんなさい。

ラベル:鈴木京香
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posted by ざれこ at 16:45| Comment(0) | TrackBack(1) | タイトル別−さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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戦国自衛隊1549(30点)評価:×
Excerpt: 総論:舞台設定は面白いけど・・・色々台無し。自衛隊が行った科学実験中に暴走事故が発生。その場にいた的場一佐(鹿賀丈史)率いる「第3特別実験中隊」が約460年前の戦国時代にタイ
Weblog: 映画批評OX
Tracked: 2010-10-16 14:50
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